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「つくる。」ひと、あつまれ!!!                                                                                                                                  m28e☆エム・ニジュウハチ・イーが愛知県から発信するモノづくりスペース ○○○○○○○○○○  Rental Rooms and Space for Creators                                                             古民家を利用して、イベント・物づくりやっています。
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m28e、庭師の古川です。


今後このブログはいろんなアーチスト達が

共有していきそうなんで

名乗ってから書きます。




名古屋クリエーターズマーケットで

「ライブ剪定。ライブ左官。」

をやってきた。


俺達が普段やっている仕事を

そのまま観てもらおう

っちゅうこと。






会場にボウボウの松とモミジ

壁塗りに使うラスボード

三又・チェーンブロック

石と砂利を持ち込んだ。





他のブースとは明らかな違和感。





いつものように仕事を始めた。

上からおりてくる剪定は

モッサモサから形を出す行為。

下ではじまる左官は

何もない壁に形を表す行為。


あり過ぎから生み出すコトと

ゼロから生み出すコトが

同時に進行していく。


老いも若きも立ち止まり

ポカンと口をあけ

引き寄せられるように近づいていく。





最近ますます

「庭は年寄りのもの」

という言葉が

俺から遠ざかっていく。


子供なんかかぶりついて見とる。


頭黄いと赤のモヒカンが固唾を飲んでる。


両腕タトゥーがこの場を離れない。


おばあさんが「じいさんこうやるんじゃ」。



なんだか心地いいONE LOVEがそこにある。





2日が終わって

いつものように仕事を終えた。


剪定された松とモミジ。

チェーンブロックで吊られた石を持つ数匹の龍たち。

トライバルの砂利模様にたつ石。




確実に表された庭。


確信に満ちた職人達。





こんなのどんどん伝染していったらエエな。



剪定、砂紋、石据え:森、寺西

左官:羽田野
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入口。

店の顔や。

人間もそうやけど

初対面やったら

残念ながら見た目で判断する。

そこで

「この人、足の指がきれいやから心もきれいやろ」

っちゅうことにはあんまりならへん。

大体顔見るわな。

その顔が

店にとっての玄関や。



before

最初はこーゆー感じやった。

シックでカッコエエ感じは受けたんやけど

なんか違和感感じた。



after

まず、

モミジの向きや。


左のが逆。


やってみた。


ほーしたら、やっぱり

手を広げて店に招きこむような形になった。(向かって左側に入っていく)


あと、お客様から

営業しているのかどうか分かりずらいということで

「営業中」「準備中」

の看板を依頼された。




板と字を用意する。


俺は常日頃から

何があってもいいように

自分好みの素材を

自分の身近にとって置いてある。

その中でもトッテオキの板を選び

その板をより磨きをかけ

木目を浮き立たせる。

それを

日間賀島の「海と島から」のイベントで

ライブペイントをしてもらった

LUTUHMQの羽田野くんに

俺のイメージを木に移し表してもらった。






営業中の看板は

龍と虎が吼えている。


準備中の看板は

龍と虎が寝とる。


シンプルやけど分かりやすく

しかも

店の品格を落とさへんようなデザインになった。


文字は

接客業なので

上は空いて

下で受ける字になるよう注意した。


店が一歩かわった瞬間や。


岐阜県美濃市で

古くから続くお祭り

 「花みこし」■■■の 作成の依頼をいただいた。


 花みこしは木製の神輿の部分と 

美濃和紙をピンクに染め上げた花の部分と 

それをつなぐ竹の部分とでできている。 


その竹の部分の依頼や。 


竹といってもどんな竹でもいいわけでなく 

幾つもの和紙をつけたときに 

ちょうどいい下がり具合になり 

神輿を担いだときには リズミカルにしなり 

花がフワフワ舞うような感じにしないかん。 

ほんやで 

分厚すぎる孟宗竹じゃ 

真っ直ぐすぎて役に立たん。 

しなりのことなんかも考えると 

真竹が最高のようだ。 

だけど真竹でそんな肉が厚いモンはまず見たことがない。 

美濃に数ヶ所とれる場所があるっていうことで 

まずそこからの竹出しになった。 

 

長良川の横の吊り橋がかかった 

ムチャクチャ美しい場所。 

山も紅葉しとって最高の眺め。 

ここの竹林から竹を出す。 

 

真竹。 

孟宗竹との見分け方は 

節が孟宗の場合は1本で 

真竹は2本ラインがはいっとる。

  

モノは3年以上のもので 

なるべく真っ直ぐなものを選ぶ。 

右が若いので左が使えるもの。 

若いと水分が多くフニャフニャやから 

加工してもすぐ乾燥して狂ってまう。 

腐りやすいし。 

 

 

それを10メーターぐらいに切って運び出す。 

 

そんでそれをまた 

5メーターぐらいにして 

トラックに積んでく。 

これを屋根の下で一度落ち着かせてから 

割って加工していく。 


来年やろな。 


俺も2回ほどこの祭りに出さしてもらったことがあるけど 

すごい祭りやったな。 

「トニカク重い」神輿をみんなで担いで 

力水の日本酒を持つ役の人がいて 

その人が担ぎ手の口に酒を注いでいく。 

「おいせ。おいせ」 言いながら町を練り歩くんやけど 

一番最初に神社に行って 

社の前で神輿を少し傾ける。 

そのとき神輿の何かが変わって 

担ぎ手の顔も変わる。 


俺はその時なぜか 

涙が溢れてどうしようもなくなってまった。 


祭りは日本人の体に刻み込まれたものに 

ストレートに訴えかけてくる。 


こんな神輿をつくることに参加させてもらえたことに 

心から感謝している。 


また 

自分で作った神輿を担ぎ 

神が乗ったときの 

重さを肩で確かめたいとも思ってる。 


俺のDNAが

どー踊るのか

たのしみや。


「伊賀牛専門店 龍虎亭」■■■

の店舗正面の作庭依頼を受けた。



[依頼内容]

・一見さんお断りのお店と思われている
    -お客さんを迎え入れるようなお店に

・植栽の変更
    -モミジばかりで単調で閉鎖的になっている

・営業、準備中の看板の作成
    -お店の雰囲気を崩さず


この内容に基づき考えた。


[m28eプレゼンテーション]

・第1案【REAL HEART】



・第2案【SPORE】




第一案は

龍虎亭の気持ちがグッと集まり

塊となって駐車場に降り立ち

お客様を包み込むイメージを描いた。


第2案は

満足していただいたお客様が集まって

森となり

そこから飛んでいった胞子が

ほかの誰かの心に着地し

より大きな森をつくるために龍虎亭に帰ってくるイメージ。


やわらかく迎え入れる感じがする第2案に決まった。



ファサード仕上げ中



照明調整中



[K邸 大津垣]



[DATA]
・杭立て
・竹割り
・竹網
・竹押し縁
・水洗い
・防虫剤塗布
・化粧砂利式



BEFORE


作庭中


AFTER



最初お客様から

「こんな竹垣がいいんですけど」

と渡された写真は

人工竹の大津垣だった。

話をしてくうちに

「本物でいきましょう」

になった。

パソコンで「竹垣」で調べると

出てくるのは

ほとんど人工竹らしい。

しかも「メンテナンスフリー」って

うたってある。


『メンテナンスフリー』


・・・スゴイ言葉やな。


何でもそうやけど

手が掛かるからこそ

かわいくなるし

愛着がわいてくるんやないの。

しかも


「パネル工法で工期短縮」


・・・


『パネル工法』


・・・


ようするに

竹垣が決まった大きさのパネル状になっとって

それを

ベニヤの板のように

ペタッ、ペタッ

と取り付けるだけですみますよ

っちゅうことらしい。



んーーー、



そこからナニが生まれるんやろ。


一つ一つの竹の形や向きを見ながら

一本一本編んでいく。

その家の

空気・人・環境

それら一体となって編んでいく。


そんで生まれたものが

その家の人たちの竹垣になる。


その家の人たちを見たこともない人たちが

工場で作った竹垣に似せた人口竹のパネルを

簡単工法で

パンパンパンと貼り付け

「ハイ、出来ました」

って

命のない死なないもの(メンテナンスフリー)

を置いていく。


しかも

メンテナンスフリーなので

俺たちが本物の竹をつかって一本一本編みこんでいくのより

値段が高い。


この命のない簡単工法で作られた人口竹垣に見送られ

「行ってきます」

迎えられ

「ただいま」

を日々繰り返すことは

果たして本当に心地いいんやろか?


人間は生きていることによって日々を重ねていく。

本物の竹垣は

自分たちと一緒に日々を重ねていく。


メンテナンスフリーは時間を止めようとする行為や。


オレは本物の竹の竹垣を選ぶし

お客さんにも勧めていく。

その人がその人らしく生きることが出来るように。


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プロフィール
名前:
つくる。
年齢:
16
HP:
誕生日:
2008/06/07
自己紹介:
.
職人がプライドを持って建てた古民家と
のこぎり屋根の織物工場跡を利用して、
モノづくり・イベントを行っています。

このHACOで出会い 、

このHACOで考え 、

このHACOでつくり、

このHACOで生まれ 、

このHACOから発信し、

このHACOで終わる 。

つくる。 = つくる + 。
終わりがあればカナラズ始まりがある。

[ 本物と感じられるものを共につくり、
 発信していくこと ] 

が私たちのコンセプトです。


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つくる。

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tel: 0586-82-6582

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