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「つくる。」ひと、あつまれ!!!                                                                                                                                  m28e☆エム・ニジュウハチ・イーが愛知県から発信するモノづくりスペース ○○○○○○○○○○  Rental Rooms and Space for Creators                                                             古民家を利用して、イベント・物づくりやっています。
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「こよみのよぶね2007」本番当日の

設営・運搬を請け負った。

DSC00642.jpg








こんな巨大な数字や干支の行灯を

岐阜名物の長良川の屋形船に取り付けていく作業や。

本番前から入念な打ち合わせがあり

m28eとしても万全の準備を整えた。


本番当日。

いろんなことが起こった。

前日手配してあったトラックが突然動かなくなったり

用意してあった金物が使えなかったり

余裕を見てあったヒモや番線が鬼のような早さで無くなっていったり。

午前中「100%シュミレーション」済みの俺の頭から

スッと血が引いていき

「やばっ」

になり

気が付けば

ジタバタジタバタ

意味もなく右往左往しとった。

指示も出せない。

手もしっかり動かせない。

いつも余裕で動かすユニック(クレーン車)すらも上手に使えなくなっていた。


そんな俺の顔を見て不安な顔になっていく(ように見えた)人達。

しっかりした指示が出ないのでバラバラに動く職人。

右往左往する俺。

見かねて上から指示を出す前リーダーサブリさん。

フラフラ来て指示を出す見知らぬおっさん。


カオスがやってきた。


俺の頭が一度白になった。


それからは早かった。

時間を余して設営完了。


雨が降り始めた。


悩む日比野さん。



「やろう。」



俺の胸にズドンと刻まれた

山、あかり、船、川、雨

のすばらしい景色が出現した。



混沌 → 白 → 誕生 → 惑 → 美 → 感動



安定がHAPPYか?


こころ揺さぶられ

戸惑い

モミクチャにされ

悪条件でしか感じれへんモノがある。


何もなくなったトコから何かが生まれる。



あの日の俺にはあのよぶねはスコンと入ってきた。




※真っ白のため写真がなにも取れなかったので■■■をご覧ください



「こよみのよぶね」は一年の時の流れの中で育まれていく。
時間は川の流れのように過ぎていき、
人はその中で未来を想像したり、
過去を振り返ったりしながら
今という瞬間瞬間を重ねていく。
人は時間を使って考えを形にしていき、
時間はその形を人に記憶させ、
次なる考えを起こしていく。
時間があるからモノは生まれ、時間があるからモノが朽ちる。
その繰り返しが人に時間の存在を気づかせてくれる。 

時をすごす行為が生きるということ。
時の中で考えが生まれ、形が生まれ、
時の中で考えが変化し、形が変化していく。
それが生きているっていうこと。

1月14日の左儀長で火に投じられて灰と煙になる。
何もないところこら生まれたものがまた何もなくなる。
・・・
何もなくなったからこそ何があるのか見えてくる。
時を使ってまた創り、生み出す力がそこから生じてくる。
その流れがあるから、人は人と関わり生きていかれる。

この流れが「こよみのよぶね」。

日比野 克彦 




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おめでとうございます。


先日、

「第0回全日本庭サミット 庭JAPAN」を

日本の真ん中で貝がとれる島=愛知県・日間賀島

にて

無事開催することが出来ました。


第0回ということもあり

これから始まることの

「種をつくる」ことが出来れば最高

っちゅうスタンスやった。


日本中から庭師を中心とした

さまざまなジャンルのクリエーター(建築・デザイン・絵・染物etc.)達が

高速船に乗り

日間賀島に渡った。


船は不思議だ。

島は不思議だ。

完全に日常から切り離される。




陽が海に近くなり

景色が紫色に染まり始めた頃

「庭JAPAN」がはじまった。



「技術や文化を伝える場ではなく
庭・JAPANというものを
ザックリ自分の中に形作る場にしたい」

ことを告げる。


それは人それぞれ様々やし

誰にも真似できず

誰にも奪われることのない

自分だけのものになるはずや。


つぎに

庭を書く。



みんなで「庭」を筆で書く。



コンナになった。

「庭JAPAN」に集まったみんなが

みんながつくった「庭」達に囲まれた。


キモチイイ。

やっぱり
それぞれ違う。


そして

「赤っぽい字には赤のシール」を

「黄色っぽい字には黄のシール」を

「緑っぽい字には緑のシール」を

それぞれ3種類のシールを持って

貼っていってもらった。



(このあたりから写真担当のm28eトモキの腕がブレはじめる。)

ここで「庭JAPAN」第1部の終了。


1時間ほどのお風呂休憩。

その間に

N-treeの長崎さんとやまぎわ夢創園の山際くんとともに

第2部の席を

「赤の席」「黄の席」「緑の席」「ミックスの席」

の四つにわけ

字に赤のシールが多かった人は「赤の席」

黄色のシールが多かった人は「黄の席」

緑のシールが多かった人は「緑の席」

色の数が同じくらいの人は「ミックスの席」に座ってもらい

シールがなかった人たちは均等に4つの席に振り分けた。


コレがはじめてみると

その席その席で特色(カラー)が出て

予想以上に面白く・盛り上がった。

※「シールのない人たちは完全プレーンな人たちやからその席もつくって欲しかった」という言葉にモットモやと思った




今回の会場「とくがね」さんが用意してくれた最高の料理(魚)。



フグの鶴も何羽も飛んどった。




日間賀島の島人達も合流し

人と人

作品と作品

人と作品

人と魚

人と酒

庭とJAPAN

庭と人

人とJAPANが入り混じり

ひとつの大きなウネリとなって

島中を駆け巡った。

(すでにトモキの腕もブレブレ。)


「庭JAPAN」に参加した人の心の中に

何かの種が入り込み

日々の栄養を吸い上げ

発芽し

成長していくだろう。


第2部が終わり

「庭JAPAN」が終わった。


「話・飲み・食べ足りないヒト」はそれぞれ個々に、の言葉に

ほとんどの人が立ち上がり

夜のヒマカに消えていった。




いや・・・すごかった。





SPECIAL THANKS TO

日間賀島観光協会、日間賀島観光協会青年部、島のり会、㈲龍居庭園研究所、BARCOS、㈲小倉や、海と島から、COUPGUT、日間賀島、プチグラフィックス、CORPS、庭JAPAN第0号原稿執筆者:河西力氏・日比野克彦氏・長崎剛志氏・和田基示氏・佐々木貴之氏、参加して頂いたすべての皆様


庭師フルカワが昨年より関わっている

「こよみのよぶね」■■■

が今年も長良川を流れます。


一年で一番夜が長い冬至の日

2007年12月22日(土) 6:00PM頃-8:00PM頃

長良川か右岸プロムナードを中心とした河畔一帯■■■

にて行われます。





澄んだ冬の空気の中

時が暦があかりとなって流れていくさまは

ホント美しかった。


「こよみのよぶね」は基本的に

市民ボランティアの手による手作り。

この普段かかわりのない人たちが

「こよみのよぶね」というアートによってつながっていく様は

俺にかなりの衝撃を与えた。


モノとしての完成度は

決して高くないが

みんなの思いが入ったモノは

人に感動を与える。


お時間のある方には是非見てほしい一品です。


今本番まで残り一週間をきって

ラストスパートに入っているので

お手伝いできる人(関われる人)は是非岐阜に来てください。


こよみのよぶね本番まで、残すところ1週間となりました。
今週末は最後の週末となります。お時間がありましたら、ぜひてつめいギャラリーへお越し下さい。
干支の紙貼り・数字貼りがラストスパートです。
なお、高島屋南の特設会場にて、数字の行灯作りも行われております。こちらは15・16日の10時~17時ぐらいまで。
外での作業となりますので、完全防寒でよろしくお願いします。

●当日のお知らせ
12/22のこよみのよぶね本番のお手伝いも募集しております。
まだ詳しい日程は決まっておりませんが、おそらく朝からいろいろな作業があります。

遠くから参加される方もいらっしゃいます。今年は土曜日ですし、人手もたくさん必要ですので、一人でも多くの参加をお待ちしております。おおよその人数も把握したいので、参加できそうな方(途中からでも途中まででもOKですよ!)、ぜひご連絡下さい。


フルカワに連絡くれればツナギマス。


こよみのよぶねの製作場にもなっている

「てつめいギャラリー(十六銀行旧徹明支点)」■■■

やっぱりこのこよみのよぶねでつながったアーティスト達3人が

グループ展をしています。

企画は去年のこよみのキャプテン佐部利典彦さん。■■■





こうやって

一粒の種が

発芽し

育ち

実り

またほかの種として

育つ。


・・・庭と一緒や。


すごくエエ感じがします。

「こよみのよぶね」■■■の龍の頭つくりを依頼された。

12月22日の冬至の日に

屋形船に暦(数字)をつけて流すんやけど

今回はそれに干支も加わる。



この日比野克彦さんの絵を基につくる。



やりはじめて分かった。

ムチャクチャ複雑やん、リュー。


さびしい一人作業やと

愛犬「コムギ」を連れて行く。



こよみのよぶねのスタッフが手伝いに来てくれた。

遠いところに夜晩く

有難うございました。

せっかく手伝いに来てもらったけど

「龍の頭」つくる仕事は初体験で

指示も出せへんかった。

俺自身

考え考えやったから

時間もかかって

みんなに悪いことしたなー。





なるべく日比野さんの絵に忠実に

しかも立体としておかしくなく

和紙を貼ることも考えながらやっていく。

そんでもって

せっかく庭師である俺に頼んでもらって

「普通に龍でした」

じゃアガンと思って

「アゴがハグハグする龍」

にした。

船が川で上下するときに

龍もハグハグする。

これ

やってみた。

ほんとは一日でつくる予定やったんやけど

いつもの如くこだわってまって

3夜かかった。



完成した龍を積んで出動。



途中用事で「龍虎亭」により愕然とした。



リューリューやん。

リューずいてんな、俺。



てつめいギャラリー到着。

元16銀行の渋く凝った建物。

ここで暦やほかの干支がつくられている。

俺のつくった龍がほかの干支よりもかなり大きく

入り口も狭いから入るかドーかドキドキしたけど

ギリギリ入った。



ここで和紙の貼られる日を待つ龍。


去年から始まった「こよみのよぶね」。

冬の澄んだ空気の中

明かりのついた暦が流れていくさまは

圧巻。

是非みんな見に来てください。


リューのアゴがハグハグするかも

見てください。




「第6回織部賞」

の授賞式に行ってきた。


招待状からして

「・・・なんや」

と言わされてマッタ。





会場の入り口に入って分かった。

これは日比野克彦さんの

「こよみのオリベ」

の作品の一部やったんや。



みんなが来ることによって完成する作品。


いつの間にかこの作品にかかわっていた俺。


・・・・・。

こんなやりかたもあるんや。




受賞者がまたスゴカッタ。

<第6回織部賞 受賞者(敬称略)>
織部賞グランプリ ワダエミ(衣装デザイナー)
織部賞 岩井俊雄(メディアアーティスト)
織部賞 高橋睦郎(詩人)
織部賞 林屋晴三(東京国立博物館名誉館員・菊池寛実記念 智美術館館長/陶磁器研究家)
織部賞 山田脩二さん(淡路瓦師・カメラマン)

■■■

有名とか何とかやなく

やっぱり頭ひとつ抜きん出た人っちゅーのは違うわ。

言葉がストレートやし洒落もある。

もー、

あそこまでいくと飾る必要もナインやろうな。


会場はセラミックパークMINO■■■っていう

選考委員長で建築家の磯崎新さんが設計したもので

これまた環境をうまく取り込んであって良かった。

一番上の山側に茶室があって

受賞者の林屋晴三さんが道具を見立てた茶席がもたれてて

これがまた美しかった。





いつも意識的にお茶を遠ざけている俺やけど

お茶の懐の深さにガツンとやられた席やった。

だからこそお茶とガップリよつを組むのは

まだ先やな、

と再確認も出来た。


まだ雑でいたい。


トロフィーも磯崎新さんがデザインした焼き物だった。


なんか既存の枠を取っ払った授賞式で

こんな式が

東京じゃなく

岐阜の山奥で行われとるっちゅうことが

かなり痛快で

うれしかった。










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プロフィール
名前:
つくる。
年齢:
16
HP:
誕生日:
2008/06/07
自己紹介:
.
職人がプライドを持って建てた古民家と
のこぎり屋根の織物工場跡を利用して、
モノづくり・イベントを行っています。

このHACOで出会い 、

このHACOで考え 、

このHACOでつくり、

このHACOで生まれ 、

このHACOから発信し、

このHACOで終わる 。

つくる。 = つくる + 。
終わりがあればカナラズ始まりがある。

[ 本物と感じられるものを共につくり、
 発信していくこと ] 

が私たちのコンセプトです。


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つくる。

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tel: 0586-82-6582

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