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「つくる。」ひと、あつまれ!!!                                                                                                                                  m28e☆エム・ニジュウハチ・イーが愛知県から発信するモノづくりスペース ○○○○○○○○○○  Rental Rooms and Space for Creators                                                             古民家を利用して、イベント・物づくりやっています。
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岐阜県美濃市で

古くから続くお祭り

 「花みこし」■■■の 作成の依頼をいただいた。


 花みこしは木製の神輿の部分と 

美濃和紙をピンクに染め上げた花の部分と 

それをつなぐ竹の部分とでできている。 


その竹の部分の依頼や。 


竹といってもどんな竹でもいいわけでなく 

幾つもの和紙をつけたときに 

ちょうどいい下がり具合になり 

神輿を担いだときには リズミカルにしなり 

花がフワフワ舞うような感じにしないかん。 

ほんやで 

分厚すぎる孟宗竹じゃ 

真っ直ぐすぎて役に立たん。 

しなりのことなんかも考えると 

真竹が最高のようだ。 

だけど真竹でそんな肉が厚いモンはまず見たことがない。 

美濃に数ヶ所とれる場所があるっていうことで 

まずそこからの竹出しになった。 

 

長良川の横の吊り橋がかかった 

ムチャクチャ美しい場所。 

山も紅葉しとって最高の眺め。 

ここの竹林から竹を出す。 

 

真竹。 

孟宗竹との見分け方は 

節が孟宗の場合は1本で 

真竹は2本ラインがはいっとる。

  

モノは3年以上のもので 

なるべく真っ直ぐなものを選ぶ。 

右が若いので左が使えるもの。 

若いと水分が多くフニャフニャやから 

加工してもすぐ乾燥して狂ってまう。 

腐りやすいし。 

 

 

それを10メーターぐらいに切って運び出す。 

 

そんでそれをまた 

5メーターぐらいにして 

トラックに積んでく。 

これを屋根の下で一度落ち着かせてから 

割って加工していく。 


来年やろな。 


俺も2回ほどこの祭りに出さしてもらったことがあるけど 

すごい祭りやったな。 

「トニカク重い」神輿をみんなで担いで 

力水の日本酒を持つ役の人がいて 

その人が担ぎ手の口に酒を注いでいく。 

「おいせ。おいせ」 言いながら町を練り歩くんやけど 

一番最初に神社に行って 

社の前で神輿を少し傾ける。 

そのとき神輿の何かが変わって 

担ぎ手の顔も変わる。 


俺はその時なぜか 

涙が溢れてどうしようもなくなってまった。 


祭りは日本人の体に刻み込まれたものに 

ストレートに訴えかけてくる。 


こんな神輿をつくることに参加させてもらえたことに 

心から感謝している。 


また 

自分で作った神輿を担ぎ 

神が乗ったときの 

重さを肩で確かめたいとも思ってる。 


俺のDNAが

どー踊るのか

たのしみや。
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プロフィール
名前:
つくる。
年齢:
15
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誕生日:
2008/06/07
自己紹介:
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職人がプライドを持って建てた古民家と
のこぎり屋根の織物工場跡を利用して、
モノづくり・イベントを行っています。

このHACOで出会い 、

このHACOで考え 、

このHACOでつくり、

このHACOで生まれ 、

このHACOから発信し、

このHACOで終わる 。

つくる。 = つくる + 。
終わりがあればカナラズ始まりがある。

[ 本物と感じられるものを共につくり、
 発信していくこと ] 

が私たちのコンセプトです。


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